夏真っ盛りの今、我が家では、トマトを栽培しています。
今朝も、こんな感じで色づいた実を発見!嬉しくなってしまいました。大した世話もしていないのに、どんどん実を付けてくれるので、毎日チェックするのが楽しみです。
トマトは英語で「tomato」です。(ちなみに、ミニトマト/プチトマトは、「cherry tomato」です。mini tomatoは和製英語!)
また、複数形にすると「tomatoes」という風に、末尾が-esになる単語です。そして発音は…分かりますか?
トマトは英語でどう発音する?
トマトの綴りは、日本語のローマ字綴りと同じですね。でも、発音は違います。日本語の場合は、「と・ま・と」のように1音ずつはっきりと発音しますが、英語の場合は、[to-ma-to]という風に、真ん中の音節にアクセント(強く発音する場所)があります。
では、どのように発音するのでしょうか?
さぁ、ここで問題です。
これから、2つの異なる「tomato」の発音を聞いてください。正解の発音はどちらなのか、考えてみてくださいね。
【1】※音声が出ますので注意※
あえて、カタカナで書き出すとすれば、「トゥッメィトゥ」という感じでしょうか。皆さんは、どのように聞き取りましたか?
【2】※音声が出ますので注意※
こちらは、「トゥッマートゥ」っぽく聞こえますね。日本語に近いと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
さぁて、どっちが正解でしょうか?
正解は・・・?
もう、お分かりの方もいらっしゃるかと思いますが・・・。
実は、どちらも正解!なんです。
【1】はアメリカ英語で、発音記号は【təˈmeɪtoʊ】と表記されます。
【2】はイギリス英語で、発音記号は【təˈmɑːtəʊ】です。参考:Oxford Learner’s Dictionaries
こんなに違う!
tomatoの例にもあるような、発音の違い以外にも、このようにアメリカ英語とイギリス英語では、いくつかの違いがあります。
- 発音
- 単語の綴り(スペル)
アメリカ:color イギリス: colour 「意味:色」 - 単語そのもの
アメリカ:soccer イギリス:football 「意味:サッカー(スポーツの)」…等々
英語にも色々あるということ
アメリカ英語とイギリス英語、話す人口比で言うと、圧倒的にアメリカ英語です。しかし、イギリス英語を母国語とする人は少なからずいますし、今や、TOEICなどの試験でもアメリカ英語100%ではありません。
世界で最も多く使われている言語であると同時に,言語文化や地域によるバリエーションも大きく,“English”に対して“World Englishes”と複数形で言及されることもあります。
世界中で話されている言語だからこそ、バリエーションも豊富になるんですね。日本と同じ、イギリスという島国の言葉「英語」と世界中でたくさんの人が話す”共通語”としての「世界の英語」がある、こういうことを知っておくことも、英語を学ぶ上では大切ですよ。
興味がある方は、「英語史」関連の面白い本もたくさん出ていますので、この夏、読んでみてはいかがですか?
コメント